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●2023年9月21日(木)13:09(ブルガリア共和国 現地時間)
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僕はブルガリア共和国首都・ソフィア市内の自転車通行帯を「ぼー」っとしながら走っていた。

どうにも気分が乗らない。走り回る気力がない。

もともと滞在時間が20時間もないソフィアに2時間遅れで到着し、降雨で行動計画もズタズタ(まあ、大した雨でもないから走ればいいんだろうけど)。

だとしても、例えばモロッコのタンジェの様にエキゾチックなイスラム世界とかなら緊張感もあって「旅感」もあるが、この町・ソフィアはそういう雰囲気でもない。おとなしい欧州の雰囲気の古都なのだ







『これだったら、イスタンブールでもう一泊過ごしたほうが楽しかったろう』








貧乏性ゆえに1回の旅で多くの未知のエリアを回りたかったし、2018旅の「ダキア号」の様な風情ある寝台特急の旅の再来を期待してソフィアエクスプレスに乗ってこの町にやってきたが、「ちょっと失敗」「詰め込み過ぎた」という感覚しかない。




















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24.(ブルガリア)
古都・ソフィア(後篇)篇






















●気分はのらずとも、走っとかなきゃもったいない
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ここもまあ、間違いなく二度と来ない町なわけで

そう思いつつプラプラ走り、どこか玉ネギを連想させる大きな建物の前に出る。

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂だ。














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ブルガリア正教の大聖堂で、ソフィアのシンボル的な建造物として有名らしい。

広い道路の中心にあり、この寺院の周囲を環状に道路が囲んでいる。

現場に行くと、一見「この大聖堂を中心にこの町は構成されているのだろう」・・・と思っちゃう雰囲気だが、実際の町の中心部はさきほどデモ隊と出会った政府庁舎の方で、この区画は政府庁舎付近から放射状に構成されるソフィア中心部の一角に過ぎない。

しかし、この辺をテキトーに走り回っていると、どういうわけか政府庁舎のほうではなくこの寺院の前に度々出てしまう









『まあ、とりあえずこの寺院を見学していこうか・・・おそらくブルガリアで一番有名な建物だし・・・



























見学しないんだなあ、これが!

どうして僕はこう、天邪鬼なんだろう?

エルサレムに行っても三大聖地の見学はしない、バルセロナ行ってもサグラダファミリアも中に入らないという・・・

その土地へ行って、風景や生活の様子を見ることで概ね満足しちゃう性格なんだよなあ。











●しかし、さすがにどこにも入らないでこの町を去るのももったいない
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・・・と、アレクサンドル・ネフスキー大聖堂のすぐ近くに、より入りやすそうな建物が。

『ん・・・? なんか、こっちの建物の方が大聖堂よりずっと古そうだぞ』

事前に調べた情報を掘り起こす・・・聖ソフィア教会だったっけ?地下遺跡があるんだったっけ??





周囲をパトロールしていた女性警官に自転車置き場の有無を訊ねると、親切にもすぐ近くにあるパーキングに案内してくれた。ありがとうありがとう

教会の前には大きく立派な看板が並んでいたので、それを読んでから入ることにしよう








●・・・読めねえ
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英語かと思った看板はどうやらラテン語らしい。

その隣はロシアで見た覚えのあるキリル文字(勿論、読めない)。その隣はキリル文字なのかギリシャ語なのかよくわからん・・・






聖ソフィア教会を見学した後で判った事には、このラテン語の文章は、ローマ皇帝ガレリウスによる「寛容令」だそうな。紀元311年に発布され、キリスト教が社会に容認され始めた頃の出来事の一つだったらしい。
キリスト教徒への迫害を終わらせることを宣言した歴史的文書なのだが、それが発布された場所がブルガリアのソフィアだった。

当時、ソフィアはセルディカと呼ばれていたため、「セルディカ勅令」という人もいるそうだ。

おそらく、敬虔なクリスチャンの方はよく知っているお話だろう。










●なかなか凄い場所だった
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教会は自由に立ち入りOKだったが、地下遺跡部分は有料だった。5レフだったか6レフだったかを支払い、中に入る。

教会の床下には、4世紀から6世紀にかけての複数の教会跡と、当時のネクロポリス(墓地)が保存・公開されていて、モザイク床、石棺、初期キリスト教の壁画などを見学することができた。

残念ながら地下空間は「撮影禁止」。案内板だけ撮影してきた。

案内図の様にいくつかの区画が分かれているわけだが、この地下空間だけでローマ末期→ビザンツ帝国→中世ブルガリア→オスマン帝国、そして地上に出れば現代までの変遷を体感する事ができる。





地上部分の建物は6世紀ユスティニアヌス時代のものであるのに対し、地下にある4世紀の教会跡は、先のラテン語のパネルで紹介されていた「寛容令」直後に建てられたものなので、1600~1700年前の、結構古いキリスト系教会といえるのだろう。

玉ネギの様なアレクサンドル・ネフスキー大聖堂は1800年代末の着工~1912年の完成なので、1000年を優に超えてこちらの方が古い事になる。





ちなみに、なんとなく人名っぽく聞こえる都市名「ソフィア」はギリシャ語で「(神の)叡智」を意味する言葉で、中世頃には大いに威厳を発揮していたこの聖ソフィア教会にあやかって、町の名前も「ソフィア」と呼ばれる様になったのだそうだ。





また、ブルガリアは古代ローマの属州「トラキア」や「ダキア」の一部だったという事もわかった。
トラキアやダキアは2018旅で訪れたルーマニアでも度々出てきた古い地名。
考えてみれば隣国なので不思議はないけど、歴史や文化は密接に繋がっている。「こんな所に来たのは失敗だった」・・・という思いが少し緩和されて、気がラクになった( *´ 3`)~♪













●入場料と間違って購入したメダル
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教会の前にコインを入れる自動販売機があった。

ブルガリア語が読めず「これが入場券代わりのコインかしら?」と思って購入したのだが、ただの観光地のコインだった。

まあ、いいおみやげになった。














●ロマン探求ポタ(*v.v)。。東欧世界テーマ曲
♪Audite Nostalgia 

















●時刻は14:10
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予定が全部真っ白になっており、この後の重要事項としては20:30発のアテネ行夜行バスに乗るだけ。

30分前に手荷物預け所に行けば十分間に合うだろう。

テキトーにソフィア市内を走る事にしよう。











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バカでかい公園の中をのんびり走り・・・( ´ ε`*)~♪










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住宅街をテキトーに走り・・・( ´ ε`*)~♪










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時折あらわれる古いレンガ道に16インチのタイヤをとられたりしたり・・・









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奇妙な道を見つけて下ってみれば・・・









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ただのドブ川と暗渠の入口だったり・・・(さすがに暗渠には入らない)










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・・・まあ、僕はこうやってその土地の日常風景を見て回るのが、やっぱり好きだな。









●16:00前
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再び大きな公園に戻ってきて、お客はネコだけの閑散としたカフェのテーブルにつき・・・









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美味しいコーラと、さほど美味しくないフライドポテトをいただく(*v.v)。。

鳥のさえずりをのせて吹き抜ける風がとても心地よい。

こうやって屋外のテーブルでゆっくり出来る天気になってくれたのはよかった。











●旅してる気分が戻ってきた
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●ソフィア駅近くに戻ってきた
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人口130万人(仙台よりチョイ大きいくらいか?)の町の駅前とは思えんね










●ソフィア駅到着
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時刻は16:44。

時間を持て余しそう。この町もルーマニアの様に、町なかにパチンコ店の様にカジノがあった。

行ってみるか?








●やめとこう
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ソフィア駅の中に入り、他の旅人の様子を観察する事にしてみた。

おお、結構それらしい人がたくさんいるぞ

町なかで全然見かけなかったのに、一体、みんなどの辺にいたんだろう?

もしかして、僕はかなり変な場所にいたのかしら??








●・・・と
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地下通路の中に、大きなピザを切り売りしている店が。

めっちゃ美味そう

しかし、さっきフライドポテト喰ったばかりだしなあ!









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お店を眺めていると、1人のおっさんが焼き立てのピザを2枚木製の大皿に載せて持ってきて店に納品していった。店ではすぐにカットして店頭に出すんだろう。

「こういうのをイスタンブールの駅で買って、ソフィアエクスプレスで食べれればよかったのに

ソフィアエクスプレスはソフィア駅(ブルガリア)→イスタンブール・ハリカリ(トルコ)方向に乗った方が多分楽しいわ。


そう思わずにはいられなかった。







次回、『悶絶!ソフィアからアテネへ夜行バス移動』篇




※不定期更新です


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