●2019年9月20日(木)17:34(スペイン現地時間)
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スペイン王国最後の目的地・タリファのフェリーターミナルの一つ手前のバス停で降りてしまった僕は、

BROMPTONくんを展開し終わっていた。







●タリファのリージョンマップ
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タリファはジブラルタル海峡に面したヨーロッパ最南端の港町。

モロッコに渡るためのフェリーに乗るためだけに立ち寄る町であり、予定滞在時間は1時間だった。

しかしながら、バスが40分ほど遅れ、予定であった18時出発のフェリーにはもう間に合わないだろう。

この町の南端には古い要塞の遺構がある事は知っていたし、せっかくだからのんびり訪ねるのもいい様に思う。

(どうせ立入禁止だろうけれど)








●とにかく、フェリーターミナルに向かわなくては
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フェリー乗り場までそんなに離れていないとはいえ、BROMPTONくんがいてくれて助かったぜ。

さあ、いこう。









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15.(スペイン:完結)
呪われたポタ旅!警告・ジブラルタル海峡!! 篇














●タリファは、ひなびた感じの小さな港町だった

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ああ、こういう港町に泊まるポタ旅をしたい。国内でも国外でも、どっちでもいい。

今年(2019)に旅した宮古島の平良は、思ったよりも大きい町だった。

もっと小さくこじんまりとして海が近い、でも、飲み屋は数軒あるような、そんな港町に泊まるポタ旅をしたい(*v.v)。。







●小さな丘を下ると、もう、港が見えてきた

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この道のすぐ先に、モロッコのタンジェ行きフェリーが出るターミナルがある筈だ。

船は1時間おきに出発していて、ジェットフェリーと、それよりちょっと安いけどノロい普通のフェリーがあるらしい。

それぞれ別々の会社が運航していたと思う。







●ほどなく港に到着

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いやあ、ついにジブラルタル海峡を横断する時がやってきたか


去年のボスポラス海峡に続いて、子供の頃からのふんわりした「あこがれ」が現実化していくのは感慨深い。






●あの白い建物がターミナルのようだ

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参ろうか、BROMPTONくん。








●フェリーターミナルの中に入ってみると、ガランとしていた
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中に入ってすぐにフェリー会社2社のカウンターがあるのだが、現在時刻17:45なので、

18:00発のお客たちは、手続きを終えて皆、乗船したのだろう。

あ、もしかして、急げば僕も間に合うのだろうか

KOU:「18時発の船って、間に合うかしら?」

カウンターのおねえさん:「残念だけど、乗れるのは19時の船ね。でも、ジェット船だから、これが一番早いわよ


KOU:「じゃあ、それでいいや」(アッサリ)

おねえさん:「片道でいいの?それなら39ユーロよ。パスポート貸してもらえるかしら
?」







●ほどなく、パスポート番号も記入されたチケットが発券された
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KOU:「このままBROMPTONくんも連れて入っていいの?」

おねえさん:「いえ、エントランスから出てもらって右側の自動車用ゲートからになるわ。係員に案内してもらってね








●・・・ここか
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現在17:51だが、18:00の船の車両受付は終わったらしく、ゲートは閉ざされている。

『なるほど、僕が乗れなかったのはその為か。BROMPTONくんを畳んでいたら、乗れたかもだな

・・・そんな事を考えながらゲートを眺めていたら、近くにいた係員のおねえさんに声をかけられた。

おねえさん:「次の船はまだ来てないし、しばらく開かないわよ~。その辺でも走ってきたら?」







●それもそうだ
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それにしても、スペインの人たちは、明るくて、冗談好きで、積極的で、なかなか楽しかったな

一番最初のバルセロナの運ちゃんだけ、極端な例外だったけど。
























●船内に入ると、何やら長い行列が出来ていた
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どうやら、パスポートチェックに並んでいる人々らしい。

とりあえず僕も並んでみたが、入国用の書類を書き忘れたまま窓口まで進んでしまい、列から弾き出される事に







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ここは、落ち着いてちゃんと書いて並び直す事にしよう

それにしても、ここでも中国人団体旅行客御一行様の数がすごい。人口14億って、本当にすごいパワーなんだな・・・。








●パスポートチェックはあっさり済んだ
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あっ、スペインのスタンプみたいに船のイラストは入らないのか。残念!








●ふゥ、とりあえずこれでひと安心(´ε`)
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せっかくだから、ジブラルタル海峡横断フェリーの中を見て回ることにしよう







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フェリーはなかなかの大きさ。

わずか1時間の航路の船なので、太平洋フェリーの様に個室のデッキが何階もある様な船ではないが、

びっしり座席が入ったデッキが2階分あって、定員はこっちの方が多いのかも知れない。








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デューティーフリーやカフェテラスがある区画が主要客席の模様で、かなり充実している。

その階段の上の区画は・・・






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「ファーストクラス」と書かれた船室になっていて、何故か僕らの便では閉鎖されていた。

ただ、勝手に使っているツワモノもいた。








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スロットマシーンもある。

カジノではなく、ただのゲーム機じゃないかなあと思う。






●さて、もう、それほど時間もかからずにタンジェの港に着くことだろう
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そこから先はイスラムの世界(*v.v)。。

昨年(2018)のロマン探求ポタ前半の中東旅を思い出し、心高鳴るものはあるが、他方、面倒事発生の可能性もある。

まずは、ホテルへの地図をしっかり確認しておかなければならない。

ただし、船に乗っている今現在、僕のXPERIAは通信不能状態。

僕は国内外関わらずfree Wi-Fiは使わず、AUの国際ローミングによる接続に頼っているから、

陸地の通信波が届く距離まで船が進まないと、地図は見られない。







●しかし、タンジェ港より結構先で電波は来る筈だ
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遮蔽物が無い環境であれば、一般的に、携帯電話の通信波は基地局から10km程度届く。

モロッコの携帯電話会社の通信波が届く様になれば、AUを介してその回線を使ってXPERIAが使える様になる。

間もなく、そのお知らせがXPERIAに着信する事だろう(*v.v)。。












ブルッ。

XPERIAが震えた。














●『来たっ』
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・・・ん?

いつもと内容が違うような・・・??














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従量課金(ジュウリョウカキン)・・・?

懐かしい、あの「パケット通信」の事か??














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なにィ

えっ?

にっ・・・

23万円
!!!???















ブルッ。

僕が震えた(((( ;゚д゚)))



















とにかく、落ち着け
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真っ先に、XPERIAをフライトモードにして通信波をシャットアウト。

そして、考える。

『・・・なんだ、このあり得ない展開は・・・?』












●そもそも、この旅の出だしで僕を窮地に追いやったのが・・・
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XPERIAのグローバルローミングの作動不良による「圏外(通信不可)」だった。

旅程も地図もバウチャーも、大半をスマホやPCに依存する僕の旅では、圏外=リタイアを意味する。

なので、最初の経由地・北京で通信不能に陥った際には全力で挑んだものの、ヤツを撃破する事は出来なかった。













図2

次の経由地・フランクフルトで「ヤツ」はパワーアップして再び僕に襲い掛かってきたが・・・

















図3

















図5














図8

飛行機乗り継ぎに失敗しながらも、完膚なきまでに叩きのめしてやったのだった・・・!













●この「AU世界データ定額アプリ」で!!
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このアプリがあれば、世界各国の電話会社の回線を通じてAUのサービスを受ける事が出来る!

僕がポルトガルでロカ岬に行けたのも、バルセロナで変な運ちゃんのタクシーに乗りながらもホテルに着けたのも、

その後無事にここまで旅が出来たのも、全てAU世界データ定額によってXPERIAが稼働したからだ。

それが、何故、突然・・・
???











●三度見
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ん・・・?

これって、この国(=モロッコ)では、世界データ定額サービスが使えないって事か

そういえば、当初計画していた「中米ロマンポタ(*v.v)。。」の立ち寄り予定国のキューバも世界データ定額利用不能国だったか?

だから、キューバではほとんどまともなポタの予定を入れない様に計画してたんだっけ・・・。










●モロッコでそんな事になるとは思っていなかったから・・・
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この先も、旅の山場として、結構ガチなポタ、たくさん計画してるのに、地図が無ければ走れんよ--;

それに、アラビア語もフラ語も話せないのに、翻訳機使えないとか、やばくない・・・?








いやいやいや!
もっと直近にシビアでクリティカルな問題、
たくさんあるんじゃないか?







・モロッコの現地通貨は?

 → ありません。街なかではユーロもカードも使えない筈なのに。


・どうやって両替するの?

 → わかりません。船の中で調べるつもりでした。


・ホテルまでは行けるの?

 → 多分、ムリ。地図が使えないから。












ゲホゲホゲホッXoX;!!

ゼィゼィゼィ・・・!


心労が身体に悪影響を与えたか、喘息の発作まで始まってしまった。
(だめだ、とにかく落ち着け・・・><。!)






●ハッ

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そうだ、この船の無料Wi-Fiの案内がデューティーフリーの脇に貼ってあったじゃないか


この際、無料Wi-Fiが使えないとかなんとか言ってられん。

船から降りる前に、ホテルの場所と両替所くらいは調べておくんだ!!









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チーン。。









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なんてこった、少なくともポタ旅としての活動は完全にアウツだorz

去年(2018)でのBROMPTONくんロストバゲッジと同等の致命傷・・・











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まさか、こんな落とし穴があったなんて・・・









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使えるかっ、バカッ><。!







●窓の外にアフリカ大陸が見えてきた
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ゲホゲホッ、ああ、もう着いてしまう


まさか、こんな気分でアフリカ大陸を眺める事になるとは・・・







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視界いっぱいに、夕闇に沈もうとするイスラムの町・タンジェが広がった。




スペイン王国の章:完結





【次回予告】

渡し舟を下りたKOUの前に広がるイスラ―ムの町・タンジェは夕暮れを迎えていた。

太陽が沈みゆき、そこら中の電灯がぼんやりと色彩豊かな町を彩り始める。

『ゴホッ!・・・やっぱり迷宮か・・・』

うねりながら果てしなく続く
狭い路地。

右へ左へ、上へ下へ・・・。


『・・・道が・・・全然判らない』

行き交う異世界の人々の合間を縫って彷徨うKOU!

海のそばの高台の町は、ついに闇に包まれた。


『・・・一体、僕は何処にいるんだ???』

漂いはじめる夕餉の香り。

響き渡る祈りの声。

うすぼんやりとした家々の灯り。

異世界感あふれる旧市街で容赦なく襲い掛かってくる小悪党。


『ゲホッ!この町、けっこうヤバいな』




果たして無事にホテルに辿り着く事が出来るのか!?


そして、今宵の晩ごはんの行方は!?




次回!モロッコの章スタート!

「三次元迷宮都市!タンジェ 篇」


(つづく)


(ロマン探求ポタ2019(*v.v)。。「モロッコの章」更新は12月14日を予定!)




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